快適な眠りの条件

快適な眠りの条件

 人間は寝室内にある寝床(ねどこ)で寝具を用いて眠ります。人間が快適な眠りを手に入れる条件として、外部的なものに要因を求める「寝室内環境」と、寝具によって身体の周囲につくられる「寝床内環境」(睡眠時の寝床内の環境状況は「寝床内気象」と言います)の2つがあります。どちらも睡眠に直接影響するものです。

 日本列島は南北に長いため、地域の気象も大きな違いがあります。また、現在の住宅環境も木造建築から鉄筋コンクリート建築と幅広く、「寝室内環境」もその建築によって大きく変わります。従って「寝室内環境」に合わせた機能が必要となり、寝具もそれに対応するように設計しなければなりません。

 「寝床内環境」も寝具によってその重要性が問われます。快適な睡眠環境を得るためには「寝床内気象」を最適な状態で維持する事が大切です。理想とする「寝床内気象」「温度33℃±1℃」「湿度50%±5%RH(RHは相対湿度)」と言われています。従って、寝具の素材や構造を考慮することが重要なのです。

快適な睡眠環境の条件

快適な眠りに大切なのは、「寝床内気象」だけではありません。
寝室の広さ・色彩・光・音・香りなど、様々な外部的要因が、眠りに影響を及ぼします。
それらに考慮して初めて、快適な睡眠環境を手に入れることが出来るのです。

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