眠りに最適な寝具とは?

眠りに最適な寝具とは

快適な眠りを得るためには、眠るための準備が必要です。
睡眠に必要な環境と、身体の状態、そしてどのような寝具を選ぶかが、
快適な眠りを得られる大切なポイントになります。
どの寝具にも共通する大切な役割は、睡眠中の身体の生理的変化に優しく対応し、
良い眠りに導いてくれることです。

散歩するアヒルとひな
枕と敷布団が最も重要です

最近、「枕が合わなくて眠れない」という声をよく聞きます。その原因は、睡眠のメカニズムに対応しない枕が数多く出回っていることにあります。また敷布団も同様に睡眠に合わない素材が多く使われています。睡眠時には、発汗することで体温を下げながら入眠し、一晩で200~400mlの汗をかきます。この睡眠のメカニズムに則した素材を使用する事で、良質な睡眠が得られます。

「枕」の役割 (重要度100%)
2つのマクラ

・後頭部からの発汗に対応する「吸湿性」(入眠時に起きる)

・吸湿した汗を逃がす「放湿性」(吸湿した汗を出す)

・枕の中の温度を高めない「熱伝導性」(頭部の温度を上げない)

・枕の中の湿度を逃がす「通気性」(放出した温度を物理的に逃がす)

・頭部を安定させる「弾性」(少しの窪み)

・頚部を変化させない「枕構造」(中材が動かない)

などが重要な役割になります。「そば殻」が最適です。

・そば殻は、汗などの余分な水分を吸収し、外へ放出する放湿性や通気性に優れた素材です。そば殻特有の丸みを帯びた形と、そば殻同士の複数の細かい隙間によって通気が起き、熱がこもりません。そのため、寝苦しい夜でも涼しく快適に安眠できるのです。
「敷布団」の役割 (重要度100%)
眠る猫

・体温低下、発汗等の変化に対して温度を保つ「保温性」(体温を保つ)

・身体からの発汗に対応する「吸湿性」(汗は70%下に落ちる)

・吸った汗を外に逃がす「放湿性」(寝床内湿度を安定させる)

・寝姿勢を安定させる「適度な弾性」(身体が沈み込まない)

・寝返りがしやすい「非柔軟性」(寝返りを妨げない)

などが重要な役割になります。「綿」「羊毛」が最適です。

「掛布団」の役割 (重要度80%)
眠る羊

・身体の体熱を逃がさない「保温性」(体温を保つ)

・身体から発汗する湿度を吸収する「吸湿性」(蒸れ感をなくす)

・その汗を外に放出する「放湿性」(吸湿した湿度を外に放出)

・保温性を保つ「かさ高性」(空気を含むこと)

・身体に優しくなじんで包み込む「フィット性」(体熱を逃がさない)

・身体を圧迫しない「軽量性」(血管を圧迫しない)

などが重要な役割になります。「綿」「羊毛」「羽毛」が最適です。

・詰め物に関しては、保温性と吸湿性と放湿性に優れた綿・羊毛等があります。羽毛は空気をたっぷり含むので、軽くてフィット性に富み、体熱を逃がしません。夏用の素材として、麻・真綿等もあります。
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